最近気になるキーワードで「情報リテラシ」があります。リテラシとは識字という意味で、直訳すると情報を理解し活用する能力ということになります。読み書きソロバンの次に必要な能力ともいわれています。「情報リテラシ」という概念は20年ほど前から図書館などの機関でコンピュータやネットワークの普及を機に急速に増える情報の取り扱いについて議論されてきました。この数年はインターネットの普及に伴い私たちの日常でも密接に関係するようになりました。昨年の10月にはオバマ大統領が情報リテラシ月間(National Information Literacy Awareness month)を宣言し声明を発表しました。身近な問題になったことがよくわかります。
「情報リテラシ」とは目的を達成するために、多くの中から適切な情報源を探し情報を取得して、加工し、使用する事をいいます。そのためにパソコンや携帯電話、スマートフォンなどのツールを使いこなす必要もあります。食事、日用品の選択など評価を直接利用する場合や、論文、設計など情報を探し、加工し、アイデアを創り上げる場面など多岐にわたります。
最近はGoogle、Yahoo!だけでなくFaceBook、Twitterなど情報を取り巻く環境やコミュニケーション手段が日々変化し続けています。「情報リテラシ」は全ての人が環境の変化に応じて継続的に身につけていくべき能力です。情報に埋もれないよう、すこしずつ現代人の能力を身につけて情報を使いこなしていきたいと考えています。