しばらく消えた高齢者に絡む事件が報道されていました。足立区の111歳であるはずの男性がミイラ化された状態で発見されてから、次々に類似の事件、年金の不正受給が明らかになりました。年金の不正受給は論外であり、これから罪を償って欲しいと思います。
これらの原因として、モラル、核家族化や地域社会の崩壊等、色々言われています。それぞれは理由として考えられると思いますし、身近なところでお年寄りを含む周りの人とのつながりを心がけなければならないと考えています。しかし、これまでも小泉首相の時代には消えた年金の問題、最近では国民年金の納付率が60%を割り込んだとの報道もあります。これらの一連の事柄を見ていると、年金を含む社会システムが少子化や変わりゆく社会への対応ができていない点が一番の問題だと考えています。
これだけ情報化が進んだ現代において、特に我々の携わっているデータ入力やシステム開発の常識からは到底考えられません。このような状況を作り出したのは政治、行政の怠慢以外にありません。これまでの政治家を選んできた我々にも責任の一端はあります。我々の納めた年金(の掛け金)や税金の使われ方に注意を払い、より積極的に政治に関わっていかなければなりません。
私は会社の経営に関しても同様のことが言えると考えています。会社を取り巻く環境が変われば会社の人事や組織などを積極的に変えていかなければなりません。ツケを先に延ばすのではなく、お客様や社員の未来を築けるようより早く積極的な対応を心がけたいと思います。