2013年04月 創業40周年祝賀会・社長あいさつ

2013年04月 創業40周年祝賀会・社長あいさつ

 本日はお客様をはじめ各職場からお忙しいところお集まりいただき有難うございます。また、平素はお客様により良いサービスをお届けするためにご協力頂き有難うございます。この場をお借りし御礼申し上げます。
 お集まり頂いた皆さんにはお伝えしたいことが山ほどありますが、今日はこれからの富士情報、丸久についてお話しさせて頂きたいと思います。
 会場を見回してください、ここに集まって頂いているのはすべて富士情報、丸久の仲間です。20周年の時以来になります。私にとっては2度目で、1度目は30年前、そして今日が2度目です。日頃職場で富士情報全体として意識する機会があまりないと思います。これだけ多くの仲間がいて、富士情報としてのサービスをお客様に提供しています。データ入力をはじめシステム開発、BPO、企画、iFAS、保険代理店、総務など実に多くの人が関わり合っています。最初のお願いは、ここで目にしている全体を認識していただきたいということです。
 当社は一人で完結する仕事はありません。一人ひとりの力を少しずつ足すことによって部門、そして会社としての価値を生み出しています。自分の仕事のこと、自分の部署のことだけではなく、皆さんの創り出す仕事の結集が富士情報の仕事としてお客様から評価されています。一人ひとりが富士情報であり、その集まりも同じく富士情報です。
 今、ここにいる皆さんに意識してもらいたいのは一人ひとりは決してちっぽけな存在でないこと、一人ひとりの力は皆さんが想像するよりもはるかに高いレベルで連携し、相乗効果を生み出しているということです。昨年「究極の情報サービス」というビジョンを掲げました。これは「正確・信頼」を当社の置かれている状況で具体化したビジョンです。今後の情報サービスの目指すべき理想です。究極的に言えばお客様には差別化を進めるために本業、商品や組織作りに可能な限り注力していただけるサービスの提供です。
 我々のお客様は非常に厳しい競争にさらされており、常に革新を求められています。現に今時点でも変化し、新しい価値を創りつづけています。組織、製品、仕事のやり方(業務)、様々な側面で変化は必要です。変化も時により内容、方向性が異なります。しかし、我々のお客様は革新を止めるわけにはいきません。他社と差別化するところに注力し競争に勝ち続けなければなりません。
 非常に競合力の強い商品をもち、この商品に最適な仕事のやり方(業務、システム)や組織が出来上がったとしても、常に新しく変わるわけですから、最適なレベルの維持が非常に困難です。革新はほとんどの場合全てが新しくなるわけではなく、少しの新しく変わる部分と、多くの既存部分があります。ともすると新しいところに目が行って、そこに注力し、既存部分の対応がおろそかになりがちです。既存部分も革新にあわせ、少しだけ変える必要があります。そのためには、革新の表面でなく本質を理解する必要があります。実は変革においてはこの部分が一番重要です。
 当社はよいお客様と長いお付き合いをしてきましたし、これからも同じです。当社のお付き合いの特徴として、正確な仕事を長い間提供してまいりました。つまり頂戴している仕事はもちろんですが、人、組織、企業文化などの企業そのものの両面に関して深い理解があります。