40周年を迎えた事業年度も終盤に差し掛かりました。昨年は多くの考えさせられる事案があり、当社の社訓である「信頼」が非常に重要であると切に実感しています。
我々を取り巻く社会情勢、技術革新など、常に変化しております。国際的には、長引くユーロ危機、新興国の減速、TPPなどがあり、国内でもアベノミクス、高齢化問題、グローバル化の進展、東京オリンピックへ向けた取り組みなど多くの激しい動きに取り囲まれています。これに伴い価値観、仕事のやり方など大きく変化しています。これらに対応しなければ取り残されてしまう時代です。しかし、変化だけを追い続けてしまうと本質を見失い「信頼」を損なうことにつながります。昨年の一連の偽装事件、クール便問題、など変化への不十分な対応が招いた問題は後を絶ちません。
今年の指針は「人事超革」としました。
似た言葉に「不易流行」、あるいは京都の企業が良く使うフレーズで「伝統は革新の連続」があります。これらは、本質(伝統)のようにいつまでも変わらないものでも、新しいものを常に取り込んでいくことが重要であり、本質であると説いています。当社の置かれた立場を考え「人事超革」としました。
事業・仕事において一番重要なポイントは「人事を尽くして天命を待つ」ことだと考えています。「人事」を尽くして、あとは運に身を任せる。