令和3年10月31日、父渡辺努は永遠の眠りにつきました。満83歳の実り多い生涯でした。在りし日を偲べば、いつも自分の心に正直に生き、わが道をまっすぐに歩んだ面影が浮かんでまいります。35歳のときに会社を設立して以来、信頼が大事だと真摯に仕事に取り組み、邁進してきた父。一緒に仕事をするようになり、価値観の違いからぶつかることも多々ありましたが、次第に見守ってくれるようになった気がいたします。あと一年半で創立50周年を迎えようかというときに旅立ちを迎えたことは、本人にとっても無念だったでしょう。しかし支えてくださった皆様の存在があったからこそ、社業のみならずボーイスカウトや教育委員、ロータリークラブの活動など、父が父らしく最後まで充実した日々を送れたのだと、家族一同感謝の気持ちは尽きません。仕事だけでなく遊びにも真剣に取り組み、余暇に仲間とゴルフを楽しんでいた姿や、孫たちを溺愛していた様子、毎年家族で旅行に出かけた思い出など、振り返る程に別れはつらいですが…これからも見守ってくれていると信じて逝く背を見送りました。生前、故人がお世話になりました皆様に心より感謝申し上げます。またご多用なところを多くの方々にご会葬いただきました。厚く御礼申し上げます。