東北関東大震災に被災された方、そして関係者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
3月11日に発生した地震に始まる津波、福島原子力発電所の一連の災害は戦後最大の災害になりました。余りにも多くの災害が発生し現実として受け入れることが困難な状況が続いています。
また、当社におきましてもこれらの混乱にも関わらず柔軟な対応をしていただいたお客様や、交通大混乱にも関わらず、お客様に迷惑を掛けないようにと出社した社員の皆様には感謝いたします。
厳しい状況が続くなか、復興が少しずつ始まった被災地の様子や、福島第一原発の災害を収拾しようと決死の作業が連日報道されています。これらの報道に触れるたびに心を動かされ、知らず知らずのうちに手に汗を握り応援しています。また同じ国に住む人間として非常に誇りに思い、心強く感じています。
直接関わっている自治体、ボランティア、警察、消防、自衛隊の皆さんには活動の安全を願うと共に一日も早い復興を願っています。
地震から10日以上経過した現時点でも被災地だけでなく、遠く離れた東京や山梨でも交通の乱れ、計画停電など、大きな影響が続いています。それでも、被災した方々のことを考えれば非常に恵まれた環境にあります。我々はこの試練を受け入れ、乗り越えていかなければならないと考えています。
今後も計画停電による業務の影響が続くと思います。これまでのような安定した生活や仕事に戻るまでには相当の時間が必要になります。我々にできることは、この制約された状況において社会価値を最大限向上させることと考えています。そのためには、今まで以上に生産性向上に心がける必要があります。しばらくの間は決まった出勤時間で決まった仕事をすることも、常にコンピュータの前に座って仕事をすることもできません。
停電時には不便になり、自分たちがどれだけ恵まれ、便利な生活をしてきたのかが良く実感できます。逆に便利な道具に頼らないと見えてくることもあると思います。
このような状況で意識できる事柄は考えること、時間の使い方だと考えています。この機会に仕事や生活を違う角度で見直し、これまで以上に充実した時間を持てるようにしたいと考えています。計画停電が続いていますが、少しずつこの変化に対応できつつあります。このように、我々がより良い社会へ変化させることで間接的に被災地の方の復興を支援できると信じています。