ゴールデンウィークの最中、藤岡ジャンクションでバスが防音壁に突き刺さる大変痛ましい事故が起きました。報道ではツアーバス業界、ツアー会社、バス会社、それぞれの問題点を指摘していました。事実が明らかになるに従い非常にずさんな実態が明らかになっています。近畿陸運局の捜査の結果、この会社は36もの法令違反が見つかり、社長は20くらいの法令違反を認識したまま運営していたとの報道がありました。たまたま事故が起きないからという理由で許される訳がありません。利益のみを最優先し、安全を無視しており、悪意を持って運行していたと言わざるを得ません。この事件を受けて今後は規制の強化が進むものと考えます。
事故に関する経験則でハインリッヒの法則があります。「重大事故の陰に29倍の軽度事故と、300倍のニアミスが存在する」ということを示したもので、製造業の製造現場で安全向上のため、よく使われる指標です。重大事故を抑えるためには管理の強化、現場の安全意識の向上といった二面での働きかけを強化し、軽度な事故やニアミスを抑え込む必要があります。国としては当然管理の強化を進めると思いますが、私は現場の意識向上が本質的であると考えています。
我々の仕事においても、重大な事故(ミス、バグ)を抑制するために同様の注意が必要です。当社も多くの人が働き、一つの目標(究極の情報サービス)に向かって日々努力し、力を合わせています。これまで社員の高い倫理観に働きかけて品質の向上に努めてきました。あえて強い制約を課す必要もありませんでした。これからも、これまで同様に社員の倫理観、主体性を最大限に生かしていくよう働きかけを行っていきます。